スミ利ロゴ



www.sumi-ri.com

TOPニュース店舗情報商品案内キャンペーンコラムリンク

特定商取引法に基づく表示


パイロット

カスタム ヘリテイジ912万年筆
ウェーバリー

定価¥26,400(税込)

※販売価格等、お見積りいたします。お気軽にお問い合わせ下さい!

  パイロット ヘリテイジ912ウェーバリー万年筆 スミ利
ペンポイントが上に反った独特の形状。 字幅は中程度

姉妹モデルのカスタム742の16種類に次ぐ15種類ものペン種を取り揃えているのが、カスタム・ヘリテイジ912万年筆です。※カスタム742万年筆には2022年より新ペン種としてS(シグネチャー)が追加されました。  キャップの先端と軸の後ろ端が平らな「ベスト型」と呼ばれるボディー形状にシルバー色の金具を採用し、精悍で現代的な雰囲気を持った新しいカスタムシリーズです。

この15種類のペン種には、ポスティング、フォルカン、ウェーバリー、ミュージック等の、非常に個性的なペン種(いわゆる、特殊ペン先)が、さも当然の様に!?ラインアップされており、万年筆ファンから高い評価を得ています。  このページでご紹介しているウェーバリーというペン先は、特殊タイプのペン先の中でも、比較的どなたにでもお勧めしやすい、扱いやすい1本かも知れません。 字幅的には「中字」に当たりますので、日常的な使いやすさを優先しつつも、少しこだわりを持った個性的な1本をお探しの方にお勧めの万年筆ですが、どういった特徴を持っているのか、通常の中字とどう違うのかをご紹介できたらと思います。
※フォルカンにつきましては、上位モデルのカスタム743フォルカンのページで詳しくご紹介しておりますので、そちらもご参照ください。


パイロット ウェーバリー(WA)万年筆 スミ利  パイロット カスタム ウェーバリー万年筆(WA) スミ利

カスタムヘリテイジ912ウェーバリー万年筆の最大の特徴、それは上向きに反りあがった独特のペン先にあります。 写真をご覧の通り、ウェーバリーのペン先は通常の万年筆よりも上向きに反っているのがお分かりと思います。 万年筆は少し寝かせて書く方が、よりペン先の動きを生かした「万年筆らしいタッチ」で書けると言われています。これは、立った状態よりも、寝た状態の方が、ペン先に動きやしなりが出やすく、インキ供給に変化がつけやすいことなどがその理由です。 これを逆に利用すれば、少し小さな文字を書きたい場合や、細い筆跡にしたい場合には意図的にペン先を立てて書くことで、筆圧の影響を受けにくく、少し硬めの安定感のある書き心地にできる訳ですが、こうした状態では万年筆らしい書き心地や筆跡の変化が少々犠牲になるのも事実です。 昨今、書きやすくて便利なボールペンは安価でいくらでも販売されています。 あえて高価な万年筆を利用されるには、何かしら万年筆ならではの個性を楽しみたい向きもあるのではないでしょうか?

ウェーバリーのペン先
パイロット カスタム・ヘリテイジ912万年筆 スミ利  パイロット カスタム万年筆 ウェーバリー スミ利
ペン先が上向きに反っているのがお分かりでしょうか?
少々立て気味に握っても、ペンポイントが寝た状態で紙に接するのが特徴。
筆跡に変化を生みやすい状態で紙に触れる為、軽やかなタッチで筆が走る。
ウェーバリーのペン先 スミ利  ウェーバリー(AW)のペン先 スミ利文具店
ペン先を無理に立てたり寝かせたりする必要は無く、いつもの調子で自然に握ればOK!

ウェーバリーの字幅は基本的にパイロット社のM(中字)と同じです。実用上は中字として幅広くご利用いただけるペン先です。  パイロットさんのカタログ等を見ると「ペン先を上向きにした中字」と紹介しておられます。 確か以前は「軟らかめの・・・」というワードも加えられていたと思いますが、誤解を生むのでいつの頃からか削除されています。  ただ、これだけの説明だと、普通のM(中字)と何がどう違うのか、何故ペン先が上向きなのか、お客様には全く分からないのではないでしょうか?  パイロットさんのペン先では、フォルカンやポスティングなどのペン先もそうでしたが、メーカーさんの説明不足!?もあり、せっかく素晴らしいペン先なのに、陰に隠れた存在になっていたり、少々誤解されてしまっていることがございます。 このウェーバリーも、通常のM(中字)という存在がありますので、普通に考えれば積極的に選ぶ理由に乏しいのですが、このページをご覧いただいたお客様の中で、ウェーバリーの特徴と性質を知って共感いただけた方は、是非とも購入の候補に入れていただければと思います。

ペン先が紙に当たる角度にご注目! 
ウェーバリーのペンポイント スミ利
自然に握って書くと、ペンポイントが少し寝た状態で紙に当たっているのがお分かりですか?

上の写真をご覧いただくと、ペン先が上反りになっている分、ペンポイントが少し寝た状態で紙に触れているのがお分かりいただけるかと思います。 つまり、ペンを意図的に寝かせて握らなくても、ペンポイントが少し寝た状態を作り出せるのです。 これは、同じくパイロットの特殊系ペン先「ポスティング」とは逆の発想、作用を用いていることになります。 ペンを寝かせ気味にすると、ペン先は筆圧に対してより敏感に反応し、ペン先のしなりやスリット(切割)の開閉が活発になり、筆跡に味(個性)が出やすくなります。 また、ペンポイントと紙の接触面積が広くなることで、よりゆったりした書き心地、筆跡になったりもします。 ただ、ウェーバリーのペン先はあくまでパイロット社が標準とする弾力性、調子を基本としており、字幅の基準も通常の中字と共通です。 従って、上記の様な作用、通常の中字との差は非常に繊細なレベルでのお話となります。 万年筆愛好歴の長いお客様など、M(中字)との違いを大きく感じられる方々もいる一方、お客様によってはあまり違いを感じない・・・というケースもございます。

あまり違いを感じないなら、ウェーバリーにメリットは少ないのか・・・? と言うと、それは少し違います。 逆に言えば、極端にキャラクターを主張し過ぎないペン先だからこそ、特殊系のペン先でありながら、幅広い用途、ユーザーに対応してくれるのです。 特に、昨今はボールペンでの筆記が中心となっている為、ペンを立て気味に握られるお客様が少なくありません。 こうした方々が、万年筆らしい書き心地や筆跡の個性を楽しみたい場合には、ウェーバリーの選択が面白いのではないかと思います。
軟調のペン先ではありませんが、上反りになっているお陰で、筆記時の紙当たりが少し優しく感じられ、オールマイティに万年筆を楽しめる1本かと思います。特殊系のペン先ながら、妙な気難しさが無く、フレンドリーなペン先ですね。

寝かせた状態 中間 立て気味

正直に申し上げると、私自身はやはりそのメーカーの標準的なペン先(FやMなど)がスタンダードではあると思います。 面白味に欠ける印象も伴いますが、長年使い込んでみると、よく考えて設計されているのが分かり、その存在意義の大きさを感じます。 しかし、ユニークな発想を持ってユーザーの要求に応えようとした特殊ペン先が、万年筆の世界をより面白くしているのは事実だと思います。 ウェーバリーも含め、ポスティング、フォルカン等、私は大好きです。ウェーバリーやフォルカンなどのちょっと変わったペン種を使い込むことで、逆に一般的なF(細字)、M(中字)などの魅力に気付ける部分もあるかと思います。 どちらが良い、悪いでは無く、ユーザーの様々な要求に立ち向かい、メーカーが製品として出した結論を、是非楽しんでいただければと思います。

筆記時、ウェーバリーの上反ったペン先を見ると、ちょっと特別な感じがして何だかニヤニヤしてしまいますが(笑)、私としては、ウェーバリーのペン先を特に意識せずに、毎日気楽に使い続けていただきたいと思います。 特殊を特殊と思わずにシレっと使いこなす面白さ。 何年も使い込んで、「そう言えばこれ、ウェーバリーとかいうペン種だったかな・・・」みたいなのが、カッコいいのではないでしょうか(笑)。 癖の少ないウェーバリーならそうした使い方も無理せずできる様な気がします。   M(中字)という素晴らしいスタンダードが存在しますので、積極的に選ぶ理由は限られているかも知れませんが、このホームページを読んで、興味が沸いた方や、自分の書き癖や使い方にマッチしてるな、と思われた方は是非、ウェーバリーも候補に入れていただきたいと思います。

ルックスの良さはヘリテイジ912の魅力の一つ!
ヘリテイジ912万年筆のクリップ スミ利  ヘリテイジ912のキャップリング スミ利文具店
クリップ、リング共に銀色金具で統一された精悍なルックス!非常にスマートです。
カスタムヘリテイジ912万年筆のボディ スミ利  ヘリテイジ912のキャップ、天冠 スミ利
「ベスト型」と呼ばれるキャップの頭と軸のお尻が平らなデザインも最近の流行!
本体にはインキ吸入式としてお使いいただける様に、大容量のインキコンバーター(CON−70)が標準装備されています。 

ヘリテイジ912万年筆は、パイロットのロングセラーモデル、カスタム742をベースに開発されました。 ペン先や金具の色、天冠、尻軸の形状など、デザインが異なるだけで、万年筆の基礎的な部分は全て共通となっています。ボディ径や重量も同じです。 高級なアクリル樹脂製ボディ、強靭なクリップ、優れた重量バランス・・・パイロット万年筆のスタンダードとして、お勧めの1本です。 ※カスタム742のWA(ウェーバリー)は受注後の取り寄せとなります。 また、ヘリテイジ912、カスタム742共に、ペン種が多い為、ご希望の商品(ペン種)によりましては受注後の取り寄せにて対応いたしておりますので、ご了承のほどお願いいたします。

※カスタム・ヘリテイジ912万年筆は、店頭にポスティング、フォルカン、ウェーバリー、ミュージックの各1本ずつの在庫としておりますので、タイミングによっては売り切れとなっている場合がございます。また、細字や中字など他のペン種は受注後の取り寄せとなりますが、こちらも随時ご注文受付中です!是非ご相談下さい。 取り寄せの場合は、平日で1〜3日程度で入荷いたしますが、万年筆は手作業による生産工程が多いことからメーカー欠品を生じる可能性もございます。その際は、入荷まで少々お時間をいただくことがございますので、ご了承下さい。  尚、新たに入荷した万年筆は当店での検品や洗浄作業等がございますので、お渡しにはさらに1日程度要する場合がございますので、何卒ご了承下さい。(スミ利文具店)

パイロット カスタム・ヘリテイジ912万年筆とご一緒にいかがですか?

別売りオプション一覧
写真 商品名 価格
写真はございません。 パイロット

インキカートリッジ
1箱10本入
¥440
(税込)
先ずはカートリッジが基本!

黒、ブルーブラック、ブルー、
レッドの4種類ございます。
パイロット ボトルインキINK−30 パイロット

ボトルインキ
INK−30
30ml入
1本 30ml入
¥440
(税込)
カートリッジと同じ成分の
万年筆用インクです。
黒、ブルーブラック、ブルー、
レッドの4種類ございます。
パイロット ボトルインキINK−70 パイロット

ボトルインキ
INK−70
70ml入
1本 60ml入
¥1100
(税込)
黒、ブルーブラック、青の
3種類ございます。インキの
残量が減っても吸入しやすい
工夫が施されたボトルです。
パイロット 色彩雫(いろしずく) 万年筆インキ お薦め!
パイロット
色彩雫
INK−50

詳しくはこちら
ご参照下さい!
1本50ml入
¥1,650
(税込)
青系、緑系、グレー系、赤系
全24色も揃った人気商品!

パイロット カスタム ヘリテイジ912万年筆ウェーバリーの仕様
・定価 : ¥26,400(税込)
・ペン先 : 14金(銀色仕上げ)
・ペン種 : WA(ウェーバリー) ※その他のペン種はお問合せ下さい。
・付属品 : コンバーター70型1個、インクカートリッジ(黒)1本、取扱い説明書、お客様登録葉書、保証書ギフトボックス
※お客様登録葉書と保証書は日本国内向けとなります。

2017年5月30日掲載
2024年1月更新


パイロット カスタム・ヘリテイジ912万年筆ウェーバリーの通販について

スミ利文具店では、パイロット カスタム ヘリテイジ912万年筆ウェーバリーの通信販売にも対応しております(インキ類、コンバーター、その他商品などもあわせてお見積り、通販OKです)。 お支払方法は、郵便振替による先払いか、郵便局の代金引換(代引きの場合は定形外郵便かゆうパックでの発送になります)とさせていただいております。詳しくは、ご注文予定の商品名とペン先の種類、数量、お名前、ご住所(都道府県名)と、お電話番号をお知らせいただければ、折り返し商品代(販売価格)や送料を計算してメールにてお知らせいたします。その上でご検討いただければと思います。ご質問等がある場合もこちらからお問い合わせ下さい。
※携帯メール、フリーメール(無料メール)をご利用の場合、お客様の設定等により当店からお送りしたメールが受信されない場合がございますので、当店のメールドメイン @sumi-ri.com を受信可能な状態に設定をお願いいたします。 また、メールをお送りいただいて24時間以上経過しても当店からの返事が無い場合はお手数ですがお電話等でご一報下さい。 ※出張、休暇等により担当者不在で24時間以内にお返事をお返しできない日がある場合は、スミ利文具店ホームページのトップページ「今月のお知らせ」欄等にてご案内いたします。 

特定商取引法に基づく表示


通販のお問い合わせ

在庫状況、販売価格等、通信販売のお問合せはこちらまで!
※必ず、ご希望の商品名と個数、お名前、ご住所、ご連絡先をご明記下さい。
ご質問等が有る場合もこちらからメールお願いいたします。

スミ利文具店

Sorry, we do not accept the order from outside of Japan. We do not deliver our items abroad.