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ゴルフ仲間の遊び心から生まれた名作!
パイロット バーディ シリーズ
・0.5mmシャープペン : 定価¥660(税込)
・油性ボールペン : 定価¥660(税込)
・多機能(スイッチ) : 定価¥770(税込)
手帳用に特化したシンプルで丈夫なステンレス製筆記具!
パイロット社だからこそ生み出せた超ロングセラーの名作です
シャープペン、ボールペンに加え、「スイッチ」という変わり種も!
パイロット社のロングセラー・シリーズ「バーディ」をご紹介いたします!
ステンレス製の極細ボディが目を引くパイロット社のバーディは、手帳用に最適なスリムボディの筆記具ブランドです。 過去にはステンレス軸の他に、樹脂軸やアルミ軸などの派生モデルも存在しましたが、現行の「バーディ」は、軸径が僅か5.6mmしかないシンプルでスリムなステンレス軸のシャープペン、油性ボールペン、多機能(シャープ&ボールペン)の3アイテムでシリーズが構成されています。 実は、2005年頃までは、ステンレス軸のバーディに万年筆もラインナップされていたんですよ!(ペン種はF細字のみでしたが、首軸の色がブラック、レッド、ブルー、ホワイトの4色から選べました! ※万年筆の最大径は少し太目の8.6mmでした)
パイロットの手帳用のスリム筆記具としては、2000年代半ば頃に「クルール」という金属軸にカラフルな塗装を施した新ブランドが登場し、ステンレス軸の「バーディ」にいよいよ引導を渡すのか!?と思われたのですが、結局は後からで出た「クルール」が先に廃番となり・・・再び手帳用のスリムボディ筆記具は「バーディ」のみとなり、元祖手帳用の貫禄を見せつけた格好になりました。
そんなバーディですが、今から20年近く前、パイロットの社員さんから開発秘話を聞いて以来、いつかスミ利のホームページでもご紹介したいと思っていました。
筆記性よりも携帯性を重視した非常にスリムなボディが目を引くものの、それ以外の部分で言えば特に変わった点も無く・・・一見するとどの会社でも簡単に作れそうな印象を持たれ勝ちですが、実はパイロットという会社でなければ生まれなかった筆記具であり、風雪に耐えながら他社&自社のライバル商品に打ち勝って存在し続ける素晴らしい商品なのです!
スミ利のホームページをご覧いただいた方が、ちょっとだけでも「バーディ」のことを好きになっていただけたらな!と思います。
元々、商品化する予定無し!ゴルフ仲間が会社に内緒で作った!?
実は、このバーディ・シリーズ誕生には、ちょっとしたエピソードが有るのです。
その昔、パイロットの社員仲間でゴルフをした際、「ラウンド中にスコアをメモするのに便利な携帯用のペンが欲しい!」となったそうです。 いろいろとアイデアや要望が出る中で話が盛り上がり、そんなら自分達でこっそり作ってしまおうと(笑)。 早速、社内に転がっていた材料や部品、工具等を拝借し、会社や上司に内緒で作ってしまったのがバーディのはじまり! 最初は自分達の仲間内だけで使っていたそうですが、思いの外出来栄えが良かったことから、「これ売れるんじゃない?」となって、トントン拍子で商品化が決まったそうです。 ステンレス製の極細ボディは、ゴルフ中に携帯しても邪魔にならず丈夫! 発売してみると、手帳用の筆記具として大人気となったそうです。
このエピソード、実際にその仲間でゴルフをしていたご本人から直接聞いたお話しです。 今から20年近く前になりますが、当店を担当して下さったパイロットの社員さんから、若かりし頃の思い出話として楽しく拝聴しました。 ペンを作った動機はともかく、結果的にヒット商品に結びつけたことから、武勇伝的に若干盛った!?部分はあったかも知れませんが(笑)、私はこのエピソードを聞いてからバーディが益々好きになりました。
今の時代、コンプライアンスだの色々有って、パイロットの社員と言えども勝手に社内のモノを使ったり、持って帰ったりはご法度の様ですが(昔も一応、駄目だったとは思います・笑)、当時は割とおおらかな時代だったらしく、上司からも特に怒られることは無かった様です(笑)。 他のもっと昔の社員さんの中には、「どうせ捨てちゃうから、好きなら持って帰っていいよ!」とか先輩に言われて・・・試作品とかいろいろ・・・今となっては超貴重なお宝を、割と堂々と持って帰っていた時代があるとおっしゃってました(汗)。 時代ですねー(笑)
ゴルフ用語の「バーディ(Birdie)」から名付けられた
バーディ(Birdie)というブランド名ですが、規定打数より1打少なくホールアウトすることを意味するゴルフ用語「バーディ(=小鳥)」からとられたものです。 ゴルフ仲間の遊び心から生まれた製品らしいネーミングですね! 2打少なくホールアウトする「イーグル(=鷲)」や、3打少なくホールアウトする「アルバトロス(=アホウドリ)」といったより上位の「鳥」ではなく、小鳥を意味する「バーディ」と名付けられたのも、スリムでコンパクトな筆記具にはぴったりですね!
バーディ・シリーズのご紹介!
@ 0.5mmシャープペンシル
バーディの0.5mm シャープペンシル
極細ボディながら、頑丈でしならないステンレスボディの為、思いの外書きやすい!
溶接されたクリップの造形も鑑賞ポイント(笑)
パイロット社自慢の金属製メカニズム
手帳用の筆記具として根強い人気を誇る誇るのがシャープペンシルです! 芯径は最も一般的な0.5mmとなっており、手帳への書き込み等に最適! 聞くところによると、美術館などで見学中にメモをとる際、インクを用いる筆記具(ボールペンや万年筆など)が禁止されているところが多い様で、見学者は鉛筆かシャープペンシルを使うのが基本だそうです。 このバーディのシャープペンは、そうした方々からの支持も厚い1本です。
パイロットのシャープペンシルは、内部機構の精密さと耐久性の高さに定評がありますが、極細ボディのバーディでもその特徴を存分に愉しんでいただけます! ノックした瞬間から、昨今の軟弱になった!?低価格シャープとは明らかに違う「本物」の感触が! シャープペンのコレクターとしては是非とも所有していただきたい名作です。
A 油性ボールペン
油性ボールペン
バーディで一番人気!? 定番の油性ボールペンです!! 歯切れの良いノック音も魅力
実はシャープペンのクリップとは刻印が違う(別部品)という昨今有り得ない作り込み!(涙)
昨今のサラサラ系インキではありませんが、パイロット伝統の「書きやすい」ボールペン
手帳用としてバーディで一番人気の定番アイテムがこちらの油性ボールペン! 搭載されているのはパイロット伝統のBTRF‐6F芯、0.7mmの黒インキ。 昨今ではBTRF-6F芯の搭載モデルが減っており、パイロットの中では多少マイナーな替芯になりますが、まだまだ現役で流通にも問題有りません! 万一の場合は、三菱鉛筆さんのS-7Sとも互換性がありますので、そちらをご利用いただくことも可能です(笑)。 どちらの芯も、アクロインキやジェットストリームなど、最新のサラサラ系インキではありませんが、書き出しから擦れず書き心地は抜群! 手帳用のスリムなペンの場合、ペン先の滑りが良過ぎると返って書きにくいことがありますが、バーディは滑らかな中に適度な手応えを感じられ、手帳用として快適にお使いいただけます。
因みに!クリップにもご注目下さい!!好きな人はこれだけでも2〜3分は眺めていられる!?作り込みの美しさですが、そこではありません。 一見、先にご紹介したシャープペンと同じクリップに見えますが、よくご覧いただくと刻印が違うのです! ボールペンの方は「PILOT」の文字だけですが、シャープペンの方には「PILOT」の文字に加え、「0.5 JAPAN」の文字が入っていますね。 つまり、シャープペンのクリップとボールペンのクリップは別部品として作られているのです! 何でもかんでも合理化で共通パーツ化されてしまうこの時代に・・・今どき、こんなコストのかけ方する製品なんて有りませんよ!素晴らしい!!拍手!!!(笑)
B スイッチ(シャープペン&ボールペン)
スイッチ(シャープペン&ボールペン)
上の2枚の写真。 違いが分かりますか?
シャープペンのノックノブを外すと、ボールペンのペン先が現れます!
1本のボディにシャープペンとボールペンを搭載した両頭式の多機能ペンが「スイッチ」です
バーディ・シリーズの中でひと際、変態度が高くマニアックなのがこちらのスイッチです(笑)。 スイッチとは、パイロット社独自の多機能ペン(複合ペン)の形態であり、一見するとただのシャープペンに見えますが、ノック用のノブを取り外すと、通常はそこに有る筈の消しゴムが無く、油性ボールペンのペン先が現れるという、両頭式の筆記具なのです。 つまり、シャープペンの消しゴムスペースに油性ボールペンを取り付けた感じの多機能ペンですね。 因みに、ボールペンで書く場合、取り外したノック用ノブは紛失しない様に、シャープペン側の口金に被せておくことが可能です(しかも、その際のフィット感も素晴らしい!)。 そうそう!このシャープペンの口金も、先にご紹介した単機能のシャープペンシルとは違った、バーディ スイッチ専用の口金が採用されているんですよ! ???単機能シャープペンの口金もスイッチ用の口金と共通にしてしまえばパーツの共有化ができて合理的なのでは?・・・などと寒いことは言わないで下さいね!(笑) 実際、この二つの口金には互換性があるんですよ。でも、あえて別部品が採用されています。 もしかすると、スイッチ用の口金の方が生産コストが高いので、あえて2種類の部品を使い分けているのかも知れませんね。
同じバーディでも単機能のシャープペンと、スイッチではシャープペンの口金形状が異なる。
スイッチ用は、ノックノブを被せて固定できる形状になっています(左の写真、2本並んだ左側)。
写真右は、スイッチのシャープペン口金にノック用ノブを被せたところ。
バーディ スイッチは、ペン本体のクリップ側(ノック側)にボールペンのペン先がございますので、ボールペンで書く場合は、指の間にクリップが収まるかたちになりますね。 これはパイロットのノック式万年筆キャップレスで書く時に感じに似ています。
今現在、パイロット社の多機能筆記具の中でも両頭式「スイッチ」の形態をとっているのはこのバーディのみとなってしまいましたが、遥か昔には他に数種類のモデルが存在しました(そちらはバーディの様な極細ボディではなく、通常サイズの筆記具でした)。 恐らくですが、通常サイズの筆記具の場合、スイッチの様な変態的(笑)な方式に頼らずとも、もっと便利な方式で多機能化ができる為、徐々にその有用性を失い消えていったものと思われます。 それに対し、バーディの様に極細ボディの特殊な筆記具の場合、限られた軸径で多機能化を果たすにはスイッチの形態をとるのが最適であり、技術面、実用面からも残るべくして残った製品の様に思います。
バーディ スイッチの続き
シャープペンのノック用ノブを外すと、ボールペンのペン先が出現!
スイッチ専用のボールペン替芯です! シャープ芯の補充はこの替芯を引き抜いて行います。
スイッチ専用のBTRF-8F芯。 バラ売りもしていますが、箱(10本)で買って下さると嬉しい(笑)
バーディ スイッチのボールペン替芯ですが、BTRF-8F芯という、スイッチ専用品となっています。 以前はバーディ以外にもスイッチ形態の多機能筆記具が発売されていたのですが、現在は全て廃番となっており、実質的にバーディ スイッチ専用品の替芯としてBTRF-8F芯のラインナップが継続されています。 ボール径は0.7mm(細字)でインク色はブラックのみとなっています。 因みに、スミ利の手元資料によりますと、2003年頃までは赤インクも存在した様です!(記憶に無い!笑)
スミ利では1本¥80(+税)でバラ売りもしていますが、ご覧の通りインク容量はそれほど多くない為、予備として5本とか10本まとめて購入されるお客様が多いです。時々、品切れさせていることもありますが(汗)、バーディ スイッチファンには欠かせないアイテムですので、是非宜しくお願いいたします。
油性ボールペン(単機能)のバーディと同じくアクロインキではありませんが、パイロットの油性インキは非常に滑らかで発色も良く、書き心地は抜群です。
バーディー スイッチの続き
ゴルフ用品の「グリーンフォーク」の形状がモチーフ!? birdieスイッチのクリップ
バーディ スイッチのクリップにも注目! 他のバーディとは全く異なる松葉状のユニークなクリップが採用されています。 これ、実物をまじまじとご覧いただきたいのですが、滅茶苦茶凝った造作になってます! 細いステンレスの角材を曲げて曲げて・・・。 そして!このクリップの形状、デザイン・・・私自身はゴルフをしないので、よく分からないのですが、恐らくゴルフ用品の一つ、グリーンフォークをモチーフとしているのでは!?と思います。 ゴルフでボールが着地(着弾!?)した際、グリーン(芝)に凹みができてしまうことがあり、そうした芝の乱れをグリーンフォークで手直しするのがゴルファーのマナーだそうです。
このクリップのデザイン、件のパイロット社員さんからも聞いた様な気もするのですが・・・かれこれ20年近く前な上に、自分自身がゴルフをしないもので「グリーンフォーク」と言われても何のことかピンと来てなかったかも。 思い出せません(汗) ですが、こんなクリップは他で見たこと無いですよね!
バーディ シリーズ! 文具ファンなら必須アイテムです!! 保存用も含めて捕獲をお願いいたします(笑)
バーディ・シリーズは、ステンレス軸のシンプルな外観ですが、どれも細部までこだわった作り込みが素晴らしい名作です! 最近の製品しか知らない世代からすると、パイロットさんからバーディの様なキャラクターの製品が発売されていることが意外に映るかも知れませんが、むしろバーディの様な製品こそパイロットさんの真骨頂の様な気がしてなりません。
当時の社員さん達(多分、オジサンばっかり)がワイのワイの言って嬉々として作ったであろう製品が、こうして世代を超えてロングセラーを続けている点も非常に興味深いものですね!
バーディ シリーズ、その耐久性の良さから、一度買うと紛失でもしない限り、買い替える必要がほぼ無く・・・商売的に厳しいのは販売店のみならず、パイロットさんも同じ様です(汗)。 こうした貴重な文具が末永く続いてくれるよう・・・ご自身が普段使う1本としては勿論、保存用(コレクション用)、布教用(プレゼント用)にも複数ご購入いただけると非常に有難いです! お客様にも買い支えていただきたいです(笑)。
バーディ シリーズ一覧 | ||
バーディ シャープペンシル |
バーディ 油性ボールペン |
バーディ スイッチ |
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在庫有り | 在庫有り | 在庫有り |
定価¥660(税込) | 定価¥660(税込) | 定価¥770(税込) |
HS-40S-S | BS-40S-S | HSBN-50S |
※パック入り商品となります |
バーディ シリーズの別売り消耗品 | ||
ボールペン替芯 | ボールペン替芯 | シャープ替ゴム |
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在庫有り | 在庫有り | 在庫有り |
定価¥66(税込) | 定価¥88/本(税込) | 定価¥110(税込) |
BTRF-6F-B | BTRE-8F-B | HERFS-10 |
※三菱S-7Sと互換 0.7mmボール |
バーディスイッチ専用 10本/箱も有り 0.7mmボール |
※スイッチには不可 替ゴム5個 突針(0.3、0.5) |
バーディ シャープペンシル0.5の仕様
・品番:HS-40S-S
・定価:¥660(税込)
・寸法:全長111mm 軸径Φ5.6mm
・重量:6.5g
・軸材料:ステンレス
・シャープ芯径:0.5mm
・生産国:日本
バーディ 油性ボールペンの仕様
・品番:BS-40S-S
・定価:¥660(税込)
・寸法:全長111mm 軸径Φ5.6mm
・重量:7.0g
・軸材料:ステンレス
・ボールペン替芯:BTRF−6F−B(黒)・ボール径0.7mm細字
・生産国:日本
バーディ スイッチの仕様
・品番:HSBN-50S-S
・定価:¥770(税込)
・寸法:全長121mm 軸径Φ5.6mm
・重量:7.3g
・軸材料:ステンレス
・シャープ芯径:0.5mm
・ボールペン替芯:BTRF−8F−B(黒)・ボール径0.7mm細字
・生産国:日本
最終更新日:2024年6月22日
パイロット バーディ・シリーズの通販について
スミ利文具店では、バーディ・シリーズを、定形外郵便、レターパックなどで、1本からでも地方発送しており、大変ご好評いただいております。 お支払方法は、郵便振替による先払いか、郵便局の代金引換(代引きの場合は定形外郵便かゆうパックでの発送になります)とさせていただいております。 送料はご注文の数量等によっても変動しますので、詳しくは、ご注文予定の商品名(種類)と数量、お名前、ご住所(都道府県名)と、お電話番号をお知らせいただければ、折り返し商品代(販売価格)や送料を計算してメールにてお知らせいたします。 その上でご検討いただければと思います。 消耗品をはじめ、スミ利で取り扱いのその他商品も併せてお見積り可能です。 お気軽にお問合せ下さいませ。 ※ロットリングのその他製品も取り扱い可能です。商品名、数量などをご明記の上お問合せ下さいませ。
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