廃村?廃坑?あやしい食堂? みんなで行けば怖くない!?


大変久しぶりのコラム更新です。実は、今までもそうだったのですが、パソコンを使用する頻度が高くて、目の方が非常に辛い状況だったのです。仕事をしているとどうしてもメールや事務処理でモニター画面をにらみ続けなくてはなりませんので、有る程度は仕方の無いことなのですが、できる限りパソコンの使用時間を減らそうと思っているうちについついホームページお更新がおろそかになってしましました。一応、目に優しいとされるOAフィルターなるものをモニターに取り付けているのですが(結構高額な代物です)、結局のところ何でもやり過ぎはいけないということでしょうか?それにしても、ここまで技術が発達しているのだから、もっと目の負担が軽い画期的なモニターが開発されてもいいのではないでしょうか?発売されたらすぐにでも買いたいくらいです。

最近はコラムで書いた内容に関心を示してくださるお客様が増えて大変喜んでいます。特に、真空管アンプのことや、オリンパスのカメラについて、話しかけてくださることが増えました。自分自身の趣味に共感を持っていただけるとはありがたいことです。色々見てくださっているんだなーと内心かなり嬉しくなります。ところが、せっかく声をかけていただいたのに、いつも緊張してあまりお話できないことが多いなー、と反省してます。いい年した人間が言うことじゃないですが(笑)。後から、もっと色々話したかったなーとか、こちらが聞きたいことも有ったなー等と思い返しています。せっかく話しかけていただいたのに気の利いた会話も返せず失礼しておりますが、また、お店でお会いした時は宜しくお願いします!

さて、今回はそんな私が最近、複数の友人と共に行っているかなり怪しい行動!?についてです。実は、私は学生のころからバイクや車で色々なところに出かけるのが好きで、今もって海外旅行には全く興味が無いほどの国内旅行派です。あまり暇もお金も無いので、殆どの場合ひたすらバイクやクルマで走って(しかも一般道)帰るだけの不毛な日帰り旅行で、たまに泊まりで出かけると、宿も決めずにバイクで出発し、雨に降られて何処かのビジネスホテルに転がり込むパターンが一番多いです(それすら、最近は行けていないが)。日本には近場から遠距離まで様々なところにまだ行った事の無い面白スポットが隠れているはずです。それに、海外でお金を使うくらいなら、先ずその前に、日本に税金を吸い上げられている者として、同じく日本国内で税金を納めている善良なる人々のお店や会社で使ってあげたい!等と勝手に思っております。私の旅行は実は水戸黄門の世直し旅の様なものだったのですね!(笑)

ところが現実は厳しいもので、なかなか大掛かりな旅行はできないものです。例えば私の住む滋賀県から、ライダーの聖地、北海道に行こうものなら殆ど仕事を辞めるくらいの覚悟と潤沢な資金が必要ですし、飛行機でハワイに遊びに行く方がずっとお手軽です(パスポート持ってないけど)。北海道の手前、東北地方などに至っては、フェリーに乗れば自動的に行ける北海道よりもさらに行くのが困難です。まあ、だからこそ行ってみたいと思うのかもしれませんが(実は北海道には学生時代にバイクで単独ツーリングに行ったことがあります。天気予報が見事にはずれ、連日大雨のひどい天気で、予定を切り上げ帰ってきましたが、思い出深い旅行となりました)。さらに、最近では資金面や休日だけが問題では有りません。友人達に就職、結婚、出産、築城!?等の各種人生のイベントが次々襲い掛かり、おバカな旅行に付き合ってくれる友人が一人また一人と減ってしまいました。うーん。独身の私には寂しい限りです。独身の友人でも、飲みに行く時は集まるのに、旅行やスポーツ等ちょっとでも疲れるものへの参加はかなり警戒される様になったなー。(20代後半ですでにおじいちゃん化しているのか?)

バイクの場合は特に問題では無いのですが、車で行く旅行となると、一人で行くのは辛いものが有ります。特に私の年齢(20代後半)くらいの男が県外ナンバーのクルマに一人で乗っていたら、現地の人からするとどう見ても怪しすぎます(笑)。地図片手に街中をのろのろ走れば、「えっ、あの人誘拐犯?」とか疑われ(てる気がする)、人里離れた山間部を走れば「あの人何か良からぬモノを埋めにきたんじゃ・・・」と疑われ(る気がする)ると思います。こっちが勝手に思い込んでるだけですが、物騒な世の中ですからね!逆にバイクで行くと意外なほど親切にされることが多いですが。 そんな訳で、誰かこんなおバカな旅行に付き合ってくれないかなー?と思っていたのです。

前触れがかなり長くなりましたが、ここからが本題! 実はこの5月頃、ふとしたきっかけから古い友人達が集まり「おバカな旅行(探検)同好会」みたいな集まりが形成され、なかなか精力的に活動しているのです! これまでの活動内容としては、滋賀県内の廃村跡や廃坑跡を探して取材したり、酷道(色々な意味で常識では考えられない酷い道)と呼ばれる道を探索したり、気になるけど1人や2人ではなかなか入りづらい外観の飲食店(失礼な話だが探すと結構そこら中に存在する)に突入したりしています。勿論、違法行為や不法侵入はNGですよ!その辺は心得てます。極力お金を掛けず、コアな情報を基に単なる観光旅行に陥らないのがテーマと言えばテーマです。今後、エリアや内容を徐々に広げる予定で、もうすぐイージュウを迎えようとする人間として恥ずかしくない程度におバカな活動を展開していくらしいです(何故か人事の様に書いてしまった!既に十分恥ずかしいことかもしれないなー)。

この怪しいグループの凄いところは、良く見るとメンバーが結構多忙(職業もバラバラ)なのに参加率が異常に高いところと、後日かなりハイレベルなレジュメが作成される点です。一部メンバーは半ば拉致されているとも言えなくないが、みんな普段の生活に不満が有るのか、イージュー目前の悪あがきからか、参加率は高い。 レジュメは各メンバーに配布され専用のファイルに綴じます。しかもレジュメを作成する主犯格と言うか首謀者の人間が何と妻帯者!奥さんほったらかしであやしい男ども数人を率いていそいそと出かける彼の家庭が少々不安な気もするのですが、旅行を通じて歴史や文化が見えてきてなかなか知的な集まりになってきました。例えば廃村跡を訪ねると、こんなところについ最近まで人が住んでいたのか!と驚いたり、こんな山間部にいつどうして集落が形成されて、何故人が消えていったのか・・・等と想像するとなかなか興味深いです。廃村では無いですが、ものすごく山深い集落に小さいながらも立派な神社が有ったときなどは、長年地元の人々の手で大切に守られてきたのだろうな、と関心します。それから、毎回関心するのは、郵便局ネットワークの強力さ!(今国会でもめていますが) 「えっ!ここ簡易局じゃなくて特定局かよ!!」などとびっくりすることも・・・。

そんなこんなで、いい年した男が集まって、また何か良からぬことを企んでおります。仕事やもろもろが忙しくそうしょっちゅう集まることはできないですが、なかなか面白い集まりができたと思っています。メンバーの中には「山道でクルマ(4輪)が通れるか見てくる為の折りたたみバイクが欲しい!」とか「いや、もはやオフロードバイクが必要だろ!」とか、「誰か4駆の軽トラを1台買ってくれ!」とかちょっとおかしな方向に進みつつありますが(笑)、それはまあ冗談だと思います(100%冗談とは言い切れないのが怖い)。私は、自営業なので同僚等の付き合いも無く、普段は殆ど飲みに行ったり、遊びに行くことも有りません。学生の時以来、久々に「おバカ」なことに付き合ってくれる友人が復活し、オトナとしてちょっと人に言うのは恥ずかしい集まりではありますが、今後の展開にとても期待している今日この頃です。



2005年6月8日  藤井稔也





ところで、ふと気付いたのですが、今日は6月8日。いつの間にかこのホームページを立ち上げて、まる1年以上経ちました!思い起こせば昨年(2004年)の5月20日にこのサイトを試験的に公開したのです。規模は小さいながらも今では全国の方々からご注文やお問い合わせをいただく様になりました。殆ど素人に近い私のことですので、お客様には多々迷惑をお掛けしたり、無理を聞いていただいたりしており、本当にお客様に支えられてやって来れたと実感しています。また、他店に先駆けて始めたUSBフラッシュメモリーの名入れ等は多くの企業様や学校様からご注文をいただく様になり、今では当店の主要取扱い品目の一つとなりました。今後もぼちぼちと、サイトをメンテナンスして改善・改良して行こうと思いますので、時々チェックしてくださるようお願いします!



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