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万年筆の超音波洗浄

受付中!

※このサービスは、店頭にお持込、お引き取りのお客様に限らせていただきます。

1本 500円(+消費税)

納期 2〜5日程度

超音波洗浄器の写真    モンブランカラヤンのペン先




こんな万年筆に効果的!

インクを入れたまま放置してペン先が固まってしまった!

今使っているインクの色を、別な色に変えたい!

家族や知人から古い万年筆を貰ったので使いたい!

昔使っていた万年筆が出てきた!もう一度使ってみたい!



超音波洗浄?


 万年筆のインクはペン芯と言う細かい溝が何本か彫られた部品を通ってペン先に送られます。万年筆が書けなくなる現象は、このペン芯や周辺の部品がインクの固着等で詰まって起こる場合がほとんどです。これらの部品は万年筆の軸の内部にあり、水で綺麗に洗ったつもりでも汚れが残ってしまうものです。超音波洗浄は、超音波振動によって対象物に付着した汚れを強力に剥がしてくれますので、水に浸けておくだけの洗浄では不十分な時に効果的です。



スミ利の超音波洗浄の特徴

 超音波洗浄器に浸けておけば、それだけで良いのでしょうか?答えは×です。超音波洗浄器は強力な洗浄効果がある反面、その力が強すぎて使い方次第では、洗浄物そのものを傷めてしまう危険があります。また、万年筆の様に汚れの大半が軸の内部に隠れた構造になっているものは、充分な洗浄効果が現れないこともあります。スミ利では使用する超音波洗浄器の特性を充分に熟知し、万年筆の状態によっては分解を施して個々に最適な洗浄を行います。また、超音波だけに頼らず、時間をかけた水洗い洗浄やペン先、各部のチェックをしてお渡しいたします。当店が数日の納期をちょうだいしているのはこの様な理由があるからです。因みに、当店が使用している超音波洗浄器は上の写真の通り眼鏡なども洗える家庭用の機種です。実は以前は製図ペン用のものを使用していましたが、最近こちらに変えました。製図ペン用の深く間口の狭い水槽よりも、眼鏡が洗える横広の水槽は、万年筆の状態を慎重に観察しながら洗浄する当店にはうってつけ!パワーも充分です。


注意事項

         超音波洗浄には以下のような注意点が御座います。ご了承の上お申し付け下さい。

・金ペンではなく、スチールに金メッキや着色を施したペン先は洗浄によって色が剥離することが御座います。従って、長時間の洗浄は不可能ですので、最終的に若干の汚れが残る場合が御座います(筆記に支障が無い程度)。また、場合により若干金色が薄くなりますが、当店で補償はいたしませんのでご了承下さい。

・軸部分やペン先に大きな傷等が認められるものは、超音波の影響で傷が拡大するなど、破損に繋がりますので洗浄をお断りする場合がございます。一度ご相談下さい。

・ペンの汚れの具合によっては洗浄の効果が出にくいものや、若干汚れが残るものがあります。超音波洗浄は汚れを完全に落とすものではございませんのでご了承下さい。

・モンブランのブルーブラックインク等、固形物を配合したインクや各社カーボンブラックインクをご使用で、インクが固着したものは、超音波でも洗浄効果があまり期待できません。事前にご相談下さい。

非常に古いモデルや、激しく使い込まれたペン、蒔絵や漆塗りが施されたペン等、洗浄の負荷に耐えられないと判断したものや、当店での洗浄が不適切と判断したものはお断りする場合がありますので、事前にご相談下さい。

 上記の様な注意点をご了承の上、お申し付け下さい。



万年筆や筆記具の修理も受付中!


 パイロット、プラチナ、セーラー、パーカー、クロス、シェーファー、ペリカン etc.  国産・舶来問わず修理をお受けいたします。基本的にはメーカー又は輸入元の正規修理となりますが、簡単な調整や補修、組み立て等は当店でも対応いたします(無料〜1,000円程度)。メーカー修理はお預かり後2週間から4週間程度のお時間をいただきます。修理見積りが必要な場合は更に1週間程度お考え下さい。メーカー修理の場合、メーカーの定める料金をお預かりいたします(実費)。

修理工具の写真

 高級万年筆から、数百円のデスクペンまで、当店でご購入頂いた万年筆でインク出が少ないものや多過ぎるものは無料で調整いたします。また、引っ掛かりが気になるものや滑りが悪いものも一度ご持参下さい。その場の調整で直る場合があります。また、インク出を良くする調整やペン先を整える調整はその場で可能です。インク出を抑える調整は多少時間が掛かりますのでお預かりが基本となり、場合によってはメーカーに依頼しますのでご了承下さい。(ご購入後一定の期間が経過したものは調整の内容により有料となります。)また、有料の修理や調整は他店でご購入のペンでもOKですし、簡単なものは無料でお引き受けしますのでお気軽にご相談下さい。

ご注意
万年筆や高級筆記具の修理(メーカー修理を含む)は、基本的にお客様が店頭にお持込みいただける場合のみ受け付けさせていただきます。ただし、当店から通信販売を含め当店でお買い上げいただきました製品につきましては、ご遠方の場合でも個別にご相談をお受けし、受け付けさせていただきます。その際、往復の運賃(実費)が必要ですのでご了承下さい。当店からお客様へお返しする場合は原則として運送保険のついた宅配便を利用となります。 当店以外のお店でお買い上げの製品も持ち込みであれば修理受付いたしますが、どうしてもお近くに取扱店が無く、修理ができない場合には、個別にご相談をお受けいたしますので、何卒よろしくお願いいたします。 ※ご遠方の場合は送料等の実費が必要になりますのでご了承下さい。


ご自身で超音波洗浄器を使われる際の注意点(H.19 6月19日追記)
このところの万年筆人気も手伝ってか、ユーザー様ご自身が超音波洗浄器をご購入されるケースも増えているかと思います。近年は家庭用の超音波洗浄器も高性能で低価格なものが増えたのも一因かと思います。 ところが、残念ながらお客様の中には超音波洗浄器のデメリットや注意すべき点をご存知無いままお使いになられているケースを度々耳にします。また、一部のムック本等で、読者に誤解を与えかねない特集を組んでいたり、注意すべき点に全く触れていないものも見かけました。 そこで、少し注意すべきポイントを書いてみました。
先ず、このページの内様をご覧いただくと、当店が超音波洗浄器に対して多くの心配ごとをもって使用しているのがお分かりいただけるのではないでしょうか?当店が危惧している点がつまり、超音波洗浄器の使用において注意すべきポイントなのですが、それ以外に以下の点については充分ご理解いただいたうえでご使用いただければと思います。
@金メッキ(色メッキ)加工されたパーツには充分な注意を!
これは、超音波使用で最も注意すべきポイントです。家庭用の小型機種と言えども、超音波洗浄器は金メッキの色をすっかり剥がしてしまうほどの能力を持っている点を理解してください。特にメッキの耐久製が低い、昔の製品や低価格品、軸装飾が施された製品には長時間の洗浄は避けるべきです。例えば、スチールペン先に金メッキが施されているペンの場合、超音波をかけ過ぎると、金色がだんだん薄くなり、最後には銀色になってしまった・・・、と言うことはよく起こることです。極端な場合でなくても、金メッキ部分は超音波にかけると、次第に色が薄くなってしまいます。

A超音波は基本的にペン先を洗うもの!
これも最近誤解を招く様なムック本がございました。ユーザーが首軸すら分解できないインク吸入式の某海外メーカー製高級万年筆を丸ごと水槽につけている写真を眼にしましたが、この様な使い方は全くもってナンセンスだと言わざるを得ません。超音波洗浄器は基本的にペン先とペン芯の汚れやゴミを取り除く効果を期待するものです。勿論使い方次第で幅広く利用できますが、ボディーの皮脂汚れ等は超音波洗浄よりも、硬く絞った布等でふき取る方が効率的で効果的と言えます。勿論、ネジ式キャップの万年筆等で、軸のネジ部分に汚れが付着してしまったものを洗うのには効果的ですし、その程度なら問題ございませんが、特に古いインク吸入式(ピストン式)の万年筆では、もともとボディーにあった小傷や微細なクラックを超音波によって広げてしまい、最悪の場合ボディーからのインク漏れをきたす可能性がございます。また、ピストン機構に施された潤滑油などを損なう可能性も高く、後々故障に繋がる危険性も考えられます。勿論、ユーザーが自己責任で何をどう洗おうが自由ですが、超音波は洗浄に効果を発揮する反面、洗浄物に対する攻撃性も持っていることを充分ご理解いただきたいと思います。予期しない部分に悪影響を及ぼす可能性もあると言うことです。

B洗浄時間は短めに!ちょっと控えめでやめておきましょう!
これも大切なことです。酷い汚れや、ゴミの影響で筆記に支障をきたす場合や、インクの色を変えても古いインクの色が混ざってしまう場合などは、ある程度洗浄効果が出るまで続ける必要があるかと思いますが、基本的には多少の汚れやインクが残っていても問題ない場合が殆どです。一般的な使用を前提とすれば、購入時の様なインク染み一つないピカピカの状態にまで洗浄する必要性は無い、と言うことです。もし普通に洗浄して効果が出ない場合には、ご自身で無理に洗おうとせずに、販売店を通じてメーカーにオーバーホールを依頼するのが良いと思います。実費は請求されますが、メーカーの技術者が分解、洗浄してくれますので安心です(販売店で処理可能なものは販売店で対応してくれます)。

C蒔絵筆記具には特にご注意を!
基本的に、超音波洗浄はボディーにはあまりお薦めいたしませんが、蒔絵をはじめとする漆芸を施された筆記具は特に注意していただきたいと思います。実は適切に仕上げられた漆塗り製品は、表面も硬く丈夫で、熱や水分、薬品、電気的な刺激に対して非常に強い特質を持っており、優秀な技術であるといえます。大昔の遺跡から泥だらけで見つかった漆器が当時と変わらない光沢を放っていた、と言う話もあるほどです。ですが、蒔絵等の装飾技術は複雑で繊細な技法をいくつも駆使して一つの作品に仕上げている場合が殆どです。その中には超音波によって退色や剥離をきたす恐れのある技法もあるかと思います。 蒔絵製品のボディーには不用意に超音波洗浄を行わない様にしてください。

D問題の無いペンをむやみに洗浄するのはやめましょう!
ユーザーの中には、せっかく洗浄器を買ったのだから、万年筆の定期的な洗浄にも超音波洗浄を使おうと考える人もいると思います。ですが、定期的に水洗いをされているのであれば、通常のコップでの洗浄で充分な場合が殆どです。少し汚れが酷い場合でも、コンバーター等を利用して何度か水を出し入れすれば大半の汚れやゴミは落ちてしまいます。しばらく使う予定が無くしまっておく万年筆や、年に1回ほど徹底的に洗浄しようとする場合には超音波もお薦めですが、月に1回定期的に・・・等という使い方は、パーツの緩みが早まる原因にもなりますので、控えめにしましょう。


以上です。超音波洗浄器は確かに便利な道具です!正しい使い方を確認した上で、慎重に洗浄するのが、有効活用の第一歩だと思います。 偉そうに言って申し訳ないですが、是非私の言葉も参考にしていただければと思います。


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