スミ利ロゴ



www.sumi-ri.com

TOPニュース店舗情報商品案内キャンペーンコラム掲示板リンク


パイロット  万年筆用ボトルインキ

色彩雫(いろしずく) 青系5色

(朝顔・紫陽花・露草・紺碧・月夜)

定価:各色1本¥1,500(税別) 

パイロット色彩雫シリーズの総合ページを作成しました!
青系5色以外の情報はそちらをご覧下さい!(08年11月)

パイロット 色彩雫(いろしずく) 青系  パイロット 色彩雫(いろしずく) 万年筆インキ

ここ数年、万年筆の良さが見直されてきましたが昔からずっと万年筆販売を続けてきた私たちには「おやっ?」と思うお客様ニーズの変化をいくつか感じます。 その代表的なものとして万年筆の趣味性が以前よりもまして強くなったこと。昔は、万年筆と言えども実用品として使われる方が殆ど。勿論、昔から趣味性を重視される方はおられましたが、今とは比較にならないほど!ここ数年、雑誌でも多く取り上げられ、人気のトップクラスに入ることもあるドイツのペリカン万年筆も、10年、15年前は「ちょっと変わった人が使うペン」という認識でした(笑)。あくまで私の主観ですが、モンブランやパーカーならともかく、あんな緑の縞々模様の高級万年筆が多くの人の選択肢の一つに入るなんて当時は想像もつきませんでした(笑)!と言いつつ、私自身もペリカンの筆記具を長年愛用してまして、「変わり者だなー」と自覚して使ってました(笑)。文具店から万年筆が消えて久しいですが、うちの様に売れなくても万年筆販売を続けてきた様な店(文具店)にとっても、つい数年前までは、まあ軸の色やデザインはともかくとして(昔からその辺の好みは多種多様でしたし・・・)、ペン先やインクに関しては「ペン先は細字でインクは黒かブルーブラックで決まり!」これがひとつの「常識」であり、その認識こそが「正統派の販売店」(笑)としてのプライド!?でした(笑)。 

より一層趣味性が重視される今日この頃、ペン先は細字よりも中字や太字などより太いニブが注目される様になり、インキも伝統的な黒やブルーブラックだけでなく、より個性的なものが求められる様になりました。それに何より、最近特にユーザーの要望を感じることとして、「いかにも万年筆で書いた!ということが実感できる筆跡」が望まれていると感じます。つまり、実用的に書きやすいからといって満足されないユーザーが少なからずおられると言うことです。 せっかくお金を出して買った万年筆も、細字のペン先にただ黒いインクを使っただけでは、一見するとゲルインキボールペンの筆跡と変わらない・・・訳です(笑)。それじゃつまらない訳です(笑)。この気持ち、私もよく理解できますし、販売店としてもなんとかできないかと?と感じていました。 他にも色々と理由はあるかと思いますが、こうしたユーザーの要望がついに届き!?万年筆のトップメーカー、パイロットが開発したのが今回ご紹介する色彩雫シリーズです(話はかなり脱線しましたが)。

パイロット色彩雫 青系  パイロット いろしずく(色彩雫)
こだわりの造形!厚底のガラスがなんだか高級感を醸してますねー。
真ん中のインク溜まりの加工が難しく、大量生産ができない原因なのだとか!


黒とブルーブラックのインキだけ作って売っていればよかった時代は過去の話。ボールペンなどでもそうですが、筆記具と言えば黒いインクが常識とされる日本に対し、元々海外ではブルーのインクが一般的。万年筆が趣味の道具になった今日では日本でも以前とは比較にならないほど青系インクの需要が伸びています。人によってはブルーがレギュラーインクと言う認識の方もおられるのではないでしょうか? ただし、ブルーはブルーでも既存の製品では自分の気に入る色調が見当たらないと言う人も多かったと思います。ゲルインクボールペンなどでは既に各メーカーから様々な色種が発売されていますので、そんな環境に慣れたユーザー、特に若い世代では「万年筆はインクの色の選択肢が少なくてつまらない!」と言う不満を抱いたのかも知れません。そこでパイロットが思い切った行動にでました(笑)。なんと、青系ばかり5色もラインアップしてしまうと言う暴挙!?にでました(笑)。

インキの色だけでなく、ボトルのデザインも思い切った「趣味性」が盛り込まれています。パイロット社の製品といえば、最近はかなり垢抜けてきましたが(笑)、業界では有名なお堅い企業(失礼)。製品開発においてもデザイン面よりも、機能、性能など技術面を重視した職人気質なメーカーとして認識されています(誰がやねん!?)。万年筆インキのボトルに関してもスタンダード品は何十年も変わらないカタチに拘りを持っておられるので、万年筆が事務用品では無く、ほぼ完全な趣味の筆記具になった今日でも「聞く耳持たぬ!」鉄の意志!?(笑)でラインアップされています。それはそれで私は非常に好きな部分でもありますが、そんな石頭の(失礼)パイロット社が色彩雫に採用したボトルは厚底のガラスがとても美しいお洒落なもの!このボトル、なんと手作業に近い工程も必要なほど生産性が悪く、パイロット社の様な大手メーカーが作る製品とは思えない、全く量産体制には向かないものだとか。だから、すぐに品薄になってしまって困りものですが(笑)。


朝顔(アサガオ)、紫陽花(アジサイ)、露草(ツユクサ)、紺碧(コンペキ)、月夜(ツキヨ)の計5色。どれも和風の色名がつけられた情緒的な色調です。簡単な色見本を作ってみましたので参考にしてください。ただし、デジカメ撮影&PC画面上の表示と言うことでご了承下さい。尚、筆記方法はつけペン式で日光のルンドペンを使っています。実際に万年筆に吸入して筆記した場合は多少インクの色が淡くなる傾向があるかと思いますのでご注意ください。 50ml入り、1本定価¥1,575(税込)ですので、5色全てとなるとそれなりのお値段にはなりますが(笑)、是非お気に入りの色を探していただければと思います。 その日の気分やペンの種類によって使う色を決めてみるのもまた万年筆の楽しみが広がるのではないでしょうか? ※08年6月、第二段として、グリーン系3色とグレー系2色が追加されました!

  パイロット 色彩雫(青系5色)の色見本
デジカメ撮影&PC画面を通じた色見本ですが(汗)、ひとつご参考までに!
つけペン(日光ルンドペン)で筆記した色見本ですので、
実際に万年筆に吸入して書くと多少色味が薄くなる場合がございます。


パイロット色彩雫(いろしずく)の通販について

スミ利では2008年11月より、パイロット色彩雫シリーズの総合ページを作成いたしました。このページでご紹介しております青系5色のご注文、お問い合わせに関しましては、そちらのページからメールにてお願いいたします。







Sorry, we do not accept the order from outside of Japan. We do not deliver our items abroad.