巨大消しゴム現る!


 スミ利のホームページでもご紹介している、シード社の超巨大消しゴム「ジャンボレーダー」。最初は文具店のディスプレー用として作られていたもので、同社の消しゴムをセットで仕入れたりするとサービスしてくれたものです。お店に飾っておくと非売品にも関わらず購入希望者が現れ、意外な人気!メーカーさんにも商品化の声が寄せられていた様です。そんな経緯で、とうとう商品化が実現したと言う訳です。「シードさん!本当に出してどないするの!?」って感じでしたが、素早く仕入れてしまいました。

最初の仕入れからしばらくして、某文具問屋さんの見本市会場でシードさんのブースを発見! 
 シードの営業さん 「スミ利さん、こんなの出したんですけど、おひとつどうですか?」 
 私 「あー、それ。もう置いてますよ!結構売れてますよ」「しかしほんまに発売されたんですね」
 シードの営業さん 「えっ!?ほんまですか。」「ありがとうございます!」「そーなんですよ出してしまいました」
と、まあこんな会話でしたが、シードの営業マンの口調では、売れてるってこれ本当に買う人いるんですか!?みたいな感じでしたね(笑)。洒落で発売したのか!?シードさんもどの程度売れるか未知数だったのかな?まあ、売れていると言っても普通の消しゴムの様に数は売れないですけど、テレビでハンコの材料として取り上げられたらしく、うちでは予想以上に売れています。洒落で買っていく人(殆ど)、ハンコの印材として買っていく人、様々ですが、初めて見た時の驚かれる表情がイイですね!別に売れなくても、あーこの消しゴム仕入れといて良かったな!と思いますね。

ところで、消しゴムと言うと皆さんは子供の頃どのメーカーを使っていましたか?トンボ鉛筆のMONOと言う方も多いと思いますが、やはり関西人にはシードのレーダーではないですかね?関東等ではMONOが有名だと聞きますが、関西なら断然シードだと思いますね!シード社は大阪のメーカーさんなので昔から関西での人気は高いですね(同じ関西の消しゴムメーカーで奈良のラビット社もあるけどね)。現在では主流となったプラスチック消しゴムを世界で始めて開発したのが実はシード社なのです。凄いでしょ!昔の消しゴムは天然ゴム等でできていましたが、シードの発明で字消し性能が飛躍的に向上しました。因みに、このプラスチック消しゴムの普及に貢献したのがトンボ鉛筆さん。高級鉛筆のMONOのおまけとして世間に広まりました。実はトンボの消しゴムMONOもシードの工場で製造されています。消しゴムだけかと思いきや、修正テープもシードさんが世界で最初に開発したものです。関西にこんな凄いメーカーがあるとご存知でしたか?

ジャンボレーダーは関西メーカがギャグで作った様な製品にも思えますが、作っているのが一流メーカーでしかも高級品と同じ素材と言うのもポイント高い点なのかも知れません。シードさんにはこれからも関西メーカーらしいユニークな、しかも世界に通用する様な製品を期待したいですね!


2004年10月28日  藤井稔也





手前の小さいのが一般的な100円のレーダーです。
左のバカでっかいのが噂のジャンボレーダー 1個¥2,100(税込)
因みに、右のは約半分の大きさ(これでも充分デカイ)のレーダー ¥1,050(税込)


更新!平成17年7月28日
遂に!ジャンボレーダーを凌ぐモンスター級消しゴムが登場しました!
シード レーダーS−10000 (受注生産!1個¥10,000) 一度ご覧下さい!



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